レトロな街の散歩が好きな風来坊です。
秩父鉄道御花畑駅周辺を散策していると、昭和2年製のパリー食堂を発見する。大戦前戦前ですぜ。
入り口横の銅板には「有形文化財指定」とある。 丁寧に使っているんですね。食サンプルもきちんとあるわけだ。つい見とれてしまう(笑)
ガラガラとアルミサッシの入り口を開け店内へ。4人掛けテーブルが6卓ほど割と収容人数は多そうだ。
食堂らしいメニューだ。昔の食堂というと町中華メニューを基本としてチキンライスやオムライスなどの洋食メニューが入るイメージだ。まさに食堂の王道メニュー。和洋折衷。
この雰囲気好き。このガラス窓の感じ。なんか温かみがあるんだよね。
ごちゃごちゃ感はあるけど、これが昭和2年、西暦では1927年ですよ。教科書で習った世界恐慌前夜ですわ。そのころの日本ってどんなだったんだろうと想い妄想をする。
きましたオムライス。しかもデミグラスソースではなくケチャップ。中はシンプルなチキンライス。現代のオムライスがどんどんカロリーも増して進化していく中美味いのかと言われると普通なのだが、なんだかいろいろな思いを起こさせてくれるシンプルなお味だ。
この過剰なばかりの盛り合わせのおかげで見た目も綺麗なオムライスプレートなるのだ。たまにはゆっくりとレトロ空間で思いにふけるのもありかもしれない。
訪問日:2019.07
「パリー食堂」
所在地:埼玉県秩父市番場町19-8
定休日:不定休
・お店のホームページ
・食べログでのお店の詳細情報。パリー食堂
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